剱岳源次郎尾根の記録2014829

取付からブッシュを登ると記憶にある岩が現れます。ここが本日の核心？！
昨夜の雨により岩が濡れていて滑ります、Ｈさんがトップで少々難儀。
その後、順番に取り付くもフィックスロープに不安もあり、ロープを出してもらう。
皆、苦労して登る、ここで相当の時間がかかり後に響くことになる。
その先も右ルートはモンキークライミングで苦労する、私は直登で狭い沢沿いに
ルートを取ってみて、これが正解。女性陣は私の後に続く。声を掛けあいながら
上部で合流。

ここからが長い・・・疲れているメンバーですがそれでも目標をクリアできたことでいい笑顔です。
室堂着、１２：００

リーダーやすべてのメンバーの気持ちと今日までの努力で達成できたと思います。
ただ、まだまだ課題も多く、行きたいという気持だけではなく相当の努力の積み重ねが必要であると
いうことと、もっと体力を付けなければこれ以上のところは難しいということが分かりました。
自覚と努力・・・ですね、頑張りましょう。

お疲れ様でした、そして感動をありがとう。

その後もロープを出す場面があり、これまた時間がかかることに・・・
私の今までの記憶ではなかったところなのでルートが違っていたのかもしれない。
ともかく安全第一ということで積極的に行かずに慎重に進みます。

懸垂の後は楽勝と思いきや、疲れたメンバーが遅れ気味になり手間取る。
何度も振り返り、後続を待つ。ガスは相変わらずで山頂からの展望は期待しないでおこう。
山頂手前の岩場にライチョウくんがあいさつに来てくれた。
山頂へは１４：２０　あまりゆっくりも出来ないが、ここまでくれば安心であります。

剣沢を慎重に下ります、思っていたよりも雪が固くなく歩きやすい。
念のためアイゼンは付ける。

ＢＣ　５：００発　　ヘッドランプを点けて出発です。すぐに明るくなり剱岳山頂や八ッ峰、源次郎尾根が
見えてきました。気合入ります！！

大休憩のあとは下ります。これが一般道・・・カニの横這い。バリルートよりも怖いかも(^^;
Ｈさんは膝に爆弾をもっているので下りでは重い荷物は避け、ここからはロープはＯさんが・・・しかし
疲れがピークに達しているせいかすぐに遅れだしたので私が交替、下りは得意なので大丈夫です。
皆さんも遅れが目立ってきます、やはりこれだけ時間がかかると余計に疲れるのでしょう。

Ⅱ峰が見えてきてやっとホッとします、あと少し頑張れば山頂だと思うと嬉しい。
休憩後、Ｈさんが先に降りてテラスの場所を確認、それぞれ後に続く。この時点で時間は１３：００

ルンゼ合流地点ですでに４時間が経過している、これはかなりまずい。時間がかかり過ぎ・・・
しかしこの日は源次郎尾根ルートには他にパーティが居なかったのが幸い。

やっと戻ってきました、テントに戻ると小雨が降ってきました。
ギリギリセーフでしたね、良かった。
疲れもありますが、本当にみんな良く頑張ったと思います。
食事もやっとという感じで早目に就寝。

ルート取りを慎重に見ながら、一歩ずつ慎重に進みます。
一峰　１０：４０　ガスがかかってきて展望なし。それが幸いして暑くなくちょうどいい感じ。

ガスの切れ間から剱岳山頂と源次郎尾根、八ッ峰のギザギザが見えて来た。

テント場で翌日の準備や夕食の用意などをして過ごす。
夕食は簡単に済ませます、夜中にパラパラと雨が降り心配しました。
私は一人テントでしたが全然眠れなかった、山ではこんなもん。。。

ザックはロープやギヤ、テント、食糧などで約１７㎏、これでもだいぶ軽量化したつもりですが重い・・・(*_*)
室堂から別山乗越が辛い辛い、それでも何とか登り切った、あとは剣沢のテント場まで下るだけ。

春からトレーニングを重ねてきたメンバー７名で源次郎尾根に挑戦します。
私は３度目の源次郎、１度はケーブルから室堂、源次郎尾根を経て早月尾根を下り、日帰りしたことも。
あの時はアクシデントがあったので、できれば再チャレンジしてみたいなと思っています。
今回のメンバーの中には源次郎が４７年ぶりという方もおられますよ、すごい！
その他の人は皆初めてなのでチーム力で乗り越えようと考えています。
ともかくケガのないように頑張りましょう～～

初日の今日は天気予報が今一つでした、でも立山に着くと意外にも晴れています。
このまま持ってくれと祈りつつ出発、雲は多いですが青空も見えて気持ちがいい。

夜中に少し雨も降りましたが、何とか今日ももってくれそう・・・
当初の計画を却下し、このまま室堂に戻ることにして、朝はゆっくりと過ごしました。

当初の天気予報を良いほうに裏切り、空が青い！！良かったね～～
ＡＭ６：０５平蔵谷の出合に到着。取付きでアイゼンを外し休憩。