戸隠西岳

戸隠神社奥社⇒五十間長屋⇒八方睨⇒本院岳(2030m)⇒
西岳(2053m)⇒P1(弁慶岳)⇒天狗原⇒鏡池

2007.6.2

2030〜2053m

昨年の同じ時期に戸隠山〜高妻山の縦走をしました(超ハードでした) その時に西岳が楽しいよと聞いて
いたのです。いろいろ調べてみるとかなりハードな山 (^_^;) でも私好みの岩と藪っぽい感じです♪
今回はM氏、kuyちゃん、chakoちゃん、私の4名で行くことになりました。M氏に車のデポをお願いして私達
は先に出発します。戸隠奥社に続く山道脇はニリンソウが満開でした、小鳥のさえずりも可愛い (#^.^#)
奥社の向こうにギザギザが見えてくると何だかワクワクします。

奥社の裏に回ると登山口があります、しばらくは気持ちのいいブナ林が続きます。すぐに岩場がでてきて
戸隠らしい雰囲気になってきます。鎖場もありなかなかおもしろい♪急な岩場をいくつかよじ登り先ほど
下から見えた岩壁に突き当たると五十間長屋、それを過ぎ左に進行方向を変えると百間長屋に到着。
ここで一本取りましょうとザックを下ろします。

百間長屋の上には洞窟のような穴があり、祠があります、下からは何も見えませんが昨年登った私は
みんなに展望がいいから登ってみる?と誘ってみました。チャレンジャーのkyuちゃんは最初は不安そ
うでしたが祠まで登ることに成功 \(^o^)/  祠に座って修行僧のまねをして記念写真を (^^ゞ
下りは始めの一歩に力が入りますが太い鎖があるので安心です、がんばれ〜♪

正面に飯縄山、右には鏡池が (#^.^#)

マウスを置いてね

急な岩場を何箇所もよじ登ります、泥&草つきの妙に嫌な感じのする場所もあってドキドキ、ワクワク。
やんちゃな女三人、ファイト〜イッパ〜ツ!! 天狗の露地の大岩に登ってバンザイのkyuちゃんです。

最後の急登の岩を這うようにして登るとそこは・・・蟻の戸渡りです。やんちゃな女三人ですが少々顔が
引きつります。chakoちゃんとkyuちゃんは下を見てから迷わず「跨いで渡ろう」と話しています、怖がり
ながらも二人とも結構楽しんでいました。私は立って通過してみます、無事にクリアー(*^^)v

稜線に登りきったところから見る蟻の戸渡り。
かなり切れ落ちています (^_^;)

稜線に出るとそこから西岳までは快適な登山道が続きます。時々小さなアップダウンがあって時間経過
と共に足が重くなってきますが(>_<) 登山脇にはず〜っとシラネアオイが咲き乱れています。花びらが
薄く蝶みたい、花たちが辛さも忘れさせてくれます (^^♪ 

山頂からは高妻山の展望が最高!白馬方面も見えています。

気持ちのいい登山道です、薄い雲はありますが涼しいのが嬉しい。所々雪も残っています、そこから先は
ちょっと嫌な感じの泥土のトラバースもあり神経を使います。笹の上の残雪は滑りやすいので慎重に・・
途中安全な場所で昼食にします。本日は贅沢に焼肉!パスタ!それにバケットにサラダを挟んで !(^^)!

まだまだアップダウンを繰り返し、シラネアオイが咲く稜線と危険な上り下りが延々と・・・下を見ると・・・
こわ〜い斜面を鎖を掴んで急降下します。それを過ぎるといきなりの登り。ここか本日の核心か!!と
思ったところで突然人の気配にビックリ!西岳方面から来た赤いヘルメットの単独男性。「ここから先、
危険な箇所はありましたか?」と尋ねられました。「ここが一番危険かも」と答える私 (^_^;) 「あと3名
来ます」と言い、全員通り過ぎるまで待っていただきました m(__)m 

先ほどの核心を過ぎて振り返ると今日自分達が歩いてきた稜線が見えました。本院岳もいつの間にか
通り過ぎていたようです。そこから2〜3度アップダウンを乗り越えると道標がありました。西岳山頂♪

雲はありますが青空が見えて気温も上がってきました。まだまだアップダウン・・・みんな口数が少なくな
ってきます (^_^;) 赤いペンキでP1と書かれた岩がありました、やっとここまできました\(^o^)/
あとはP1尾根を下るだけ、でも本当はここからが核心だったのです。下を覗いても着地点の見えない
岩場、鎖だけが頼り。

垂直の岩場を一人ずつ順番に降ります、思わず鎖を持つ手に力が入りました。これを離せば真っ逆さ
まに落ちてしまいます、ここはクライミングの経験がないとちょっと怖いかも(^_^;)
まずは私から・・降りたところは蟻の戸渡りと同じような切り立った岩場。笹で見えませんが一歩右に寄
ってしまうとそこは・・断崖絶壁。あとに続くchakoちゃんに 「そこは下がないよ」と伝えます。「OKで〜
す」と声をかけ、次はkyuちゃんの番 「頑張れ!頑張って・・・」 心の中で応援します。無事に着地した
のを見届けるとホッとしました。kyuちゃん、すごいよ、頑張ったね〜本当に貴方は偉い!!
ここは何度か事故もあったそうで、本当に危険な箇所です。みんな良く頑張りました (*^^)v

先ほどの第二の蟻の戸渡りを過ぎると左にトラバースします。そこもなかなかきわどい感じの箇所です。
そして目の前に立ちはだかる壁、見上げると細い錆付いたハシゴが!最後の2段ほどは足を掛けず
左方向の岩に乗り移ります、セメントで固めたような壁の小さな石の出っ張りに辛うじて足の先を乗せ
その上の枯れかけた松の枝を掴んで自分の体を持ち上げます。登り切るとそこは無念の峰。

マウスを置いてね

それを過ぎると緩斜面ではありますが、ズリズリと足裏が滑りそうなところを通過。鎖と笹、木の枝を慎重
に掴みながら下ります。上の写真のトラバースはこれから下る尾根が見渡せ・・・「あ、まだまだだ」とガッ
クリしてしまうような展望の良さでした (>_<) ズリズリ下っていくと大岩に「能の遊場」という看板がありま
す。下調べしていた記録では「熊の遊場」と書いてあったのですが??確かに熊が遊べるような場所で
はありませんでした。能とは・・何ぞや?先を急ぐのでまた後日調べることにしましょう (^_^;)

マウスを置いてね

これで危険な箇所は通り過ぎました、あとは・・・いえ、まだまだ下りは続きます。樹林帯をイヤになるほど
下りました、アップダウンも少々あり。しかしもう岩場はないということで安心です。ところが先ほどから何
か獣の匂いが気になります。だんだんとそれが糞の匂いに・・「くさ〜い、さっきから凄く匂うんだけど!」
言いながらふと自分の足元を見ると 「ぎゃ〜」 ズボンの裾に緑の糞が付いてる!!!やっちゃった・・
何かの糞を踏んづけたみたいで、それが歩いてズボンの裾に付いた。でもここではどうにも出来ないと
悟り最小の呼吸だけをします。みんなより早く川にたどり着きたい一心で早足に下った私でした。

牧場を通過し振り返ると戸隠連峰のギザギザが・・私達、頑張ったね!と笑顔がこぼます。そこからまた
登山道に戻り、途中の川でズボンの裾を洗いました、ホッとします。鏡池との分岐からも少しの登りがあ
ります、まだかまだか・・と言う感じ。緩やかな登りが辛さを増すような・・そしてやっと鏡池に到着♪三脚
を立てているカメラマンや観光客もいます。凄く素晴らしい景色 (^^♪ みんなでしばらく歩いた稜線を
眺め感動に浸りました。デポしてくれていた車に乗り温泉に向かいます。
本当にみんな頑張りました、このコースはハードです。でも歩いたあとの感動は大きいのです。それにし
ても長い一日でした。無事に下山できたことに感謝です、ありがとう〜

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出会った花たち