小同心クラック

2008.4.6 (日)

2829m

美濃戸〜赤岳鉱泉〜小同心〜横岳〜地蔵尾根〜行者小屋〜美濃戸

昨年12月、大同心の翌日悪天候のために断念した小同心でした。今年になってからも公私共に忙しく
怒涛のような日々を送っていました、しかもスキーで靭帯損傷の怪我までしてしまい山に行けない日々。
4月になり、足もほぼ回復してきたので密かに小同心への思いを募らせていたところへ、日曜日一日で
小同心やりますか、とM氏から連絡が入ります。日帰り・・まぁ何とかなるかな!ってことで挑戦です。
南八ツでは一週間前にはかなりの降雪があったという情報で期待が膨らみます。


AM5:07 美濃戸山荘からフワフワの雪を踏みしめて北沢から赤岳鉱泉小屋へ向かいます。
AM6:45 小屋横のアイスキャンディーも昨年の同時期よりも大きくしっかりしているような気がします。
       トイレをお借りしてしばらく休憩、ハーネスとアイゼンを付けて出発準備をします。
       小屋泊まりの人も外に出て準備をしていますがほとんどが横岳や赤岳に向かうようでした。
AM7:02 赤岳鉱泉出発 

AM7:17 大同心ルンゼに到着、今日はロープが張られていませんでした。膝くらいまでの積雪です。
でもトレースはしっかりついているので前回よりもずいぶん楽です(ラッセルは辛いのでホッとしました)
いつもよりゆっくり歩くことを心がけて樹林帯に進みます、樹林帯に入り、大同心稜へ。
ここからは急登で黙々と高度を上げていきます。あ〜しんど、ここはホントに辛すぎる斜度 (@_@;)
木々の間から阿弥陀岳が見え、写真を撮ります(ついでに休憩)ここからもまだまだ急登が続きます・・

樹林帯を抜け、見上げると12月に登った大同心が見えました。その横には可愛いふりした?小同心。
もうすっかり日が登り、雲ひとつない快晴\(^o^)/ 風もなく暑くもなく寒くもなく・・良かった♪
AM8:40 大同心基部到着、ゆっくり歩いたせいか少し時間がかかりました。ここでやっと休憩(^^♪

大同心の基部からの展望は最高!前回来た時は前日の降雪で今日とはまったく違う景色でした。でも
黒い岩肌も圧巻です。うわ〜ちょっと緊張してきたぁ〜(#^.^#)
大同心基部から右手に見えるのが小同心。よく見ると取り付きに先行パーティーが見えました。
待ち時間がありそうなので急ぐことはなさそうです。。

穂高、乗鞍、御嶽、白馬方面もバッチリ見えました〜

大同心基部から右へバンドを辿り、トラバースしながら小同心基部へ。今日はトレースがしっかりあり雪
も安定していますが、気温が低く凍っているときはイヤだろうなという感じ。
取り付きに到着したときには1パーティ目が登り始めたところでした。中間部でかなり手間取っています。
そのあとに次のパーティがロープの準備をして待っていました。
写真を撮ったり暖かい紅茶を飲んだりしながら、結局40分以上待ったでしょうか。

AM10:00 いよいよ私達の番です。1ピッチ目、いつものようにM氏はスルスルと簡単そうに登ってし
まいます。すぐに前のパーティに追いつき、ビレー解除の声。さて次は私・・(^_^;)
ほとんど垂直かと思うようなフェースを左上します。ホールド、スタンスはたくさんあり安定しているので
恐怖心は感じません。少し登るとチムニーに入りますがそこで先行パーティに追いついてしまいます。
体一つが入るような空間で一旦ビレイして待つことになりました。ここが全くの影で寒かった〜(>_<)

OKの声で再起動、日の当たらないチムニーを登ります。小さなテラスで1ピッチ目クリアー \(^o^)/
やっと落ち着いて一休みできます。ここでまたしばらく待ち時間があったので、デジカメを出して写真を
撮りました。登ってきた岩を写そうと身を乗り出しますが、下までは見えな〜い(>_<)

2ピッチ目、M氏がどんどんと登っていきます。2番目のパーティが女性二人、憧れます♪カッコイイな!
先頭男性二人のパーティがやはり手間取っているのか、ジンワリジンワリとしか進まないみたい。
彼女達の方が慣れている感じがします、ますます尊敬の眼差しで見てしまう私なのでした〜(#^.^#)
日が当たらないクラックの中は寒いので凍傷の痕の人差し指がジンジンしてきました(>_<)
冷静に見ればホールドもしっかりあるのですが、岩に立てたアイゼンの歯に全体重をかけるのはかな
り勇気が要ります。エイヤッっと気合を入れて!!ジンワリと登り僅かな出っ張りに体重をかけます
垂直に感じる足下を覗くと高度感があり過ぎ〜(^_^;) 落ちて堪るか〜気合じゃ〜〜!!ブルブル・・
とにかく必死で2ピッチ目をクリア〜!すごく長く感じました。

これで核心は終了!今日ほど自分で自分を誉めてあげたいと思ったことはありません(^^ゞ 
しばしここで休憩、景色を堪能して暖かい紅茶を飲んでホッと一息。あ〜ええとこやわぁ\(^o^)/
しかしまだこれで終わったわけではありません、頂上直下にあと1ピッチ残っていますから・・

小同心の頭からしばらくは優しい岩稜を快適に進みます。最後は少し急ですが難しくはありません。
高度感に慣れたせいかな・・でも最後まで気を抜いてはいけません (^_^;)
AM12:00 横岳山頂です、ヤッター!お腹が減ったのでパンと紅茶を食べました。
先ほどの女性二人も休憩していました、少し言葉を交わし、写真を取り合いました。ありがとう〜♪
富士山もバッチリみえました!が写真に撮れていなかった・・残念!

心配していた膝の痛みもありませんでした。硫黄岳から下山予定でしたが、時間も早いので地蔵尾根から
下ることにします。でも最初は良かったのですが睡眠不足と久しぶりのアイゼンで足が疲れました。
地蔵尾根の最初の下り、昨年は何とも思わなかったのですが・・今日は雪がビミョウで怖かった (>_<)

こんなにイイお天気なのに登山者はかなり少なめ。やはり展望荘が営業していないせいかな・・
この時期にこれほど静かな南八ツは珍しいかもしれません。
PM1:50 行者小屋到着  下から見上げる景色も最高です。あそこに登ったんですよ〜(^^♪
ずっと見ていたい景色です、後ろ髪引かれますが美濃戸まで急いで下ります。
いつもの温泉に入りながら山々を見て、大満足でした \(^o^)/

今回も反省点はありますが、一つずつ目標に向かっていくことが大切だと思っています。
そして無事に下山できたことに感謝、ありがとうございました m(__)m