比良・八池谷

(八淵ノ滝)

06・9・10 (日)

せっかくの日曜日、天気予報は雨・・・しかし先日SIVAちゃんとちーさんが行かれたという八淵の滝が気に
なって気になって(^^ゞ 以前から沢登りが面白そうだと思い下調べ済みだったけど、今日は一人だから(^_^;)
和たんに「沢だけは一人では行かないで」と言っていたばかりだし、みんなに心配掛けちゃダメだと思う・・・・
家を出る時、雨はまだ降っていなかったけど、ガリバー旅行村に到着する頃にはポツリポツリと降り始めて
いた。それでも駐車場にはカッパを着込んだ団体さんがいっぱいで驚きました。分かっていても雨はイヤだ。様子を見て登山道で行こう。ゆっくりと準備をしていたら小降りになったのでカッパを着ずに出発することに。
AM10:10 歩き出すと前方には誰もいない、さっきの団体さんはとっくに出発したらしい(>_<)

綺麗に整備された林道を5分ほど歩くと登山口、さらに5分で分岐点。「魚止め滝より上手、障子の滝は
危険です、初心者は大摺鉢コースへ」という看板がある。少し行くと団体さんがのんびりと歩いていた。追い
越すには人数が多いのでちょっと沢に下りてみる。振り返ると堰堤がある、資料で見た場所だった。
ここで私の気持ちは決まり!ザックからヘルメットを出し、沢靴に履き替える。実は、前夜すごく迷っていて
出張中のM氏に相談していたのです。「一人だから決して無茶はしないこと、危険なところは直ちに登山道
へ戻ること。それと今日行くことは伝えてあるので下山したら直ちに報告すること」
雨が冷たく感じカッパの上だけを着て出発、ここで5名のパーティに出会う。リーダーの男性が何か言いた
そうに何度も私の顔を見ている。きっと一人じゃ危ないぞと思っているのかもしれない。すぐに岩間の滝が
現れどちらから行くか迷っていると、その男性が「お先にどうぞ」と言う (>_<) 「ここはザックを上に投げて
空身で上がった方が・・」とアドバイスしてくれたのですが・・少し踏ん張ったら上がれました m(__)m 

水はそれほど冷たくもなく、ジャブジャブと快適に進むことができました。
しばらく行くと「魚止めの滝」です、これは難しくなくクリアー。その上部には
2Mほどの岩間の滝、体も温まってきたので思いきり水に入れます (*^^)v
振り返っても先程のパーティーは見えません、休憩しているのかな。前を見
るとこの上で登山道が交差するらしい、カラフルなカッパが見えて賑やかな
声も聞こえ、少しホッとしました。沢伝いに登山道が見え、皆さんが声を掛
けてくれるので嬉しかった(#^.^#) ちょうど乗っかった石が傾き、ドボンと転
んでしまったのも見られていたみたい、おじさんに「さっき、こけたやろ〜」と
言われてしまいました (^^ゞ みんな楽しそう、一人はやっぱり寂しいな・・

これを越えると障子の滝、登山道は急な鎖場。三人パーティーが慎重によじ登っていきます(^O^)/
私はこの滝の下を調査することにして、少しだけ奥に進んでみる事に。。でもとてもじゃないけど一人では
突破できないなぁと思いました (^_^;) ここは素直に登山道に戻ります、途中からよじ登ってみると結構
怖い急な岩場・・・みなさん、雨の日によくこんなところに来るなぁと感心してしまいました(自分のことは棚
に上げて) 

雨で岩が濡れているので登山靴では怖いらしく、皆さんとても慎重です。私は沢靴なので良かったかも!
障子の滝から一段上がったところでもう一度沢に降りると正面に20Mぐらいの滝が見えてくる、その手前
には深い淵とゴルジュ、その右手奥にはもう一つ滝があるみたい!ということは・・そのまた上部はどうな
っているのだろう。『見てみたい!』 少し考えてなるべくへつりながら・・でも胸まで浸かってしまった(>_<)
その先も深くて、突っ張って進む。右岸に上がってみると、さっき少しだけ見えていた右側の滝が目の前に
あった。あとで別の遡行図で確かめると8Mの斜瀑となっていた。ここから奥がどうなっているのか見えな
いので登ってみる。もっと上を見上げると大きな岩間の滝、その下には深い緑の釜・・・これも一人では危
険すぎる(-_-;) 残念だけどもう一度胸まで浸かって引き返すことにしました。

先ほどの3名の登山者は私の行動の一部始終を見ていたらしく、登山道に戻った私に「行かんかったんか」
と残念そうに話しかけてくれました(^_^;) 「一人だからやめました」と言うと「そやな、やめた方がええ」」と・・
鎖が垂れ下がった登山道を登っていると下の方から悲鳴のようなもの凄い声が聞こえ、覗き込むと最初に
沢で出会った人達がチラチラと見えた。一番下の鎖場付近で黄色のカッパが見え隠れするのだけど登って
くる様子はない。。気になったので降りてみたら女性が心配そうに下を覗いている。「どうしました?大丈夫
ですか〜?」と大声で叫ぶと「大丈夫です」と手振りで示す。仲間の誰かが滑ったのか・・・その後最後まで
彼らの姿は見なかったのでここで下山したのかもしれない。怪我がなければいいのだけど。
大丈夫だということなので私はまた登り返す、沢に下るチャンスをなくしてダラダラと登山道を進むと下に滝
が見えてきた、これが「唐戸の滝」か?見える限りでは3段ぐらいあるようです。

さらに進むと大摺鉢、沢の中ほどの大岩に何やら文字が彫ってあります。後で調べると「八淵」と書いてあ
るとか・・「八徳」と書いてあるという説もあるみたい、意味があるはずなんだけど。登山道は大釜の横を通
りグングン登る、カラフルなカッパの列ができている。寂しいけどここから私一人、大釜の左端から大摺鉢
の美しいナメを歩く、そして次は小摺鉢。なかなか素晴らしい景色、晴れていればもっと楽しいだろうなぁ。

大摺鉢から小摺鉢を過ぎ、ほんの数分で屏風滝。3段15M、手間には深い釜。この釜さえ突破できれば
行けそうな気が・・・腰まで浸かってへつりを試みる真似事をして引き返す(^^ゞ ちょっと暑いので水遊び。
草つきをよじ登って登山道へ上がる、こういうのも少し上達したかな。少し狭くなった登山道の先にチラッと
大滝が見える、うわ〜ぉ〜!貴船滝です(*^^)v ここで3名に追いつき写真を頼まれる、雨の中でも嬉しそ
うな笑顔でした♪ロープが張られた岩を下ると沢を越えて左岸に渡る、そこから鎖、ロープ、梯子などを使
って岩場を登る。今日のような雨の日は危険だなぁ・・・先ほどの3名が気になって覗き込むがなかなか姿
が見えない。少し待ってゆっくりと上がって来られたのを確認。良かった!滝の落ち口まで行って写真を撮
る、かなりの高度感。その横には遭難碑が・・・「山に抱かれて. 夏は緑に抱かれていた 緑は風に吹かれて
木になった. 木は森になった 森は山になった その腕の中を今日も僕らは歩いている 何かを見つけるた
めに
」 手を合わせ、登山道と別れて先に進みます。...

マウスを
置いてね

マウスを
置いてね

雨のせいで狭く薄暗いイメージだけど、沢は静かな流れとなり、時々登山者が近くに見える。途中でツェルト
で雨除けをして食事をしているパーティーがいました、賑やかで楽しそう。お邪魔しないように静かに沢を歩
いていたのですがモワ〜とした霧の中で逆に驚かせてしまったみたいm(__)m 
4M斜瀑を越えて、大きなチェックストーンの滝は巻きます。その後現れた滝(右の写真)が七遍返し。これ
は左岸から。だんだんと霧が深くなり、慎重に進みます。

この岩は写真では小さく見えますがかなり大きい、釜も大きく深いですが右側から越えます。次の滝の釜
は少し濁っていて深さが分からず・・右岸から巻きます。これを過ぎた辺りから水が茶色になり不安に・・
とにかく深さがわからないので早く歩くことができません。しばらく行くと右岸に枝沢が流れ、茶色の水を押
し出している。その枝沢を過ぎると沢も濁らなくなりました、なるほど!

ダラダラとゴーロを歩いていると沢がほんの少し狭まって、岩の向こうに『まぼろしの滝』が見えてきました。
やっとここまで来ることができ、感動でした。そのまま勢いで前進し、奥に進むと苔生した岩肌にワイヤー
ロープが下がっていて、念のため引っ張ってみます。しかし上部はどのようにくくりつけてあるのか見えない
ほど高く、これには頼らないことに。靴底をフラットに置くことに神経を集中してわずかなホールドで岩の上
まで上がることができました、緊張した〜(^_^;)

淵の中に横たわるツルツルの木、たぶんこれを渡るのでしょうが・・滑りそうなので右岸から流れの中に
入る事にします。これを過ぎた辺りから急に谷が深くなり、冷静になると同時に少し不安に(>_<) しばらく
すると右の斜面が崩れ土砂と大木が倒れ沢を埋め尽くしています。泥んこになりながら乗り越えたり巻い
たりしながら沢に戻るといよいよ大詰めという感じがして益々緊張。あと少しだ、がんばろ!!

大きな岩がいくつもいくつも横たわり、シャワーで乗り越えジャブジャブ前進。この付近の岩は少し変わって
いて、層のような断面でまるでバームクーヘンのようだと記録に書いてありました。本当にその通り!
不思議です。岩間の滝は少し高さがあって、一度落ちそうになり苦労しました。これを越えると両岸が切り
立っていて正面に一枚岩が現れます。この時はまだ、それが本日最大の難関になるとは思いもしませんで
したが・・・最初は一枚岩の右から攻めようとしたけど、かなりの水量で惨敗。次は右から巻こうと試みるが
これも無理。。少し考えて左を上がる、何とかスタンスとホールドがある・・・最上部には古いロープが下が
っているが、それにつかまっても最後のスタンスがない!一人だと思い切って行けない・・・これさえ登りき
れば、沢も終わる。それが分かっていても最後が登れない、泣きそう(-_-;) しかし一旦降りて考えることに
する、慎重に・・・登りより怖かった〜!ようやくジュースを飲んで深呼吸できました(>_<)
この後も左の岩&草つきの急斜面を登るも失敗。遡行図と睨めっこして、やはり先ほどの右から・・・ズリ
ズリと落ちそうになりながら必死で高巻き、何とかクリアー\(^o^)/

だんだんと水が少なくなり沢が狭くなり・・気がついたら広谷分岐!!登山道だ〜看板だ〜バンザ〜イ!
沢靴を脱ぎ、足を洗うとスッキリ(#^.^#) 山頂までがんばろうかと思ったけど、時間はちょうど2時。沢では
それほど気にならなかったけど雨も降っている、山頂は諦めよう。2時10分下山開始 (^^♪
綺麗な登山道です、次は紅葉の時に来よう(*^^)v

下りの登山道では誰にも会わなかったけど・・駐場場にはまだ沢山の車が止まっていました。
車中では体が冷え切って寒かった・・マキノの温泉に寄って温まりました。
無事に山に行けたことに感謝!ありがと〜