2日目

穂高岳山荘テン場2:30−涸沢岳2:45−最低コル3:52−北穂高岳5:00(5:30)−A沢のコル6:14−長谷川ピーク6:33−
南岳山頂8:00(8:50)−中岳9:43−大喰岳10:22−槍ヶ岳11:05(11:30)−槍平小屋13:34(14:00)−新穂高17:00

クルマユリ イワツメグサ トウヤクリンドウ クモマグサ
ハクサンイチゲ ヨツバシオガマ
アオノツガザクラ タカネヤハズハハコ
ダイモンジソウ コケモモ シナノキンバイ クロユリ

深夜1時過ぎに携帯の目覚ましで起床・・夜中に何度か目が覚めたもののそれほど寒くもなく風の音も気
にならず快適だった。でも山ではどうしても熟睡はできない(>_<) 朝食は雑炊、今日はバテないように少
しでも食べなくては。身支度を整えテント撤収しいよいよ出発。今日は昨日よりも長い行程だから心配だ
けど、それほどアップダウンがないので何とかなりそう。ヘッドランプに酔う体質??(車酔いの様になる)
なのでゆっくりペースで・・テント場から15分ほどで涸沢岳に到着、暗闇で道標もペンキマークも判りづら
かった(^_^;) しばらくはクサリ場の連続、音もなく静かな岩だけの世界を黙々と歩く。しかし真っ暗で高度
感なし!もちろん写真もなし(^^ゞ 

歩き始めて2時間ぐらい、空が少しずつ明るくなる。前穂北尾根のシルエットに見惚れる、雪渓の中に涸
沢ヒュッテの灯りが見え、5・6のコルを目指す数個のヘッドランプも確認できた。こんな場所に自分が立っ
ているのだと思うと不思議な感じ・・

ドーム付近を通過中に朝日が昇り始める、空も岩もオレンジ色に染まり美しい(^^♪
北穂岳で朝焼けが見た〜い!急がなくては!走れ〜〜〜

ジャスト5時、北穂高岳北峰に到着\(^o^)/ 山頂には三脚に大きなカメラを構えた人でいっぱいだ。
間に合って良かったね〜早いね、どこから来たの?と話しかけてくれる、みんな優しい笑顔 (#^.^#)
こんなに素晴らしい景色の中にいれば誰でも穏やかに優しくなれる、本当に綺麗だ・・・・・
何枚も写真を撮ったあと、小屋のテラスをお借りして休憩させて頂くことにする。紅茶を飲んでゆったりと
気持ちのいい時間を過ごす。昨日とは違って何故かとても気分が和らいでいる。これから大キレットに向
かうという緊張感も全くない。これが北穂の魅力かなぁ。真正面に槍が微笑み、早くおいで〜と言ってい
る。十分に休憩したあと、テラスの横から出発。ガレガレの急降下で落石に注意しなくてはならない。先
に歩いている男性、急いでいるのか速いのだけど・・ガラガラと音をたてながら下っていく。コワ〜イ(^_^;)

飛騨泣きは泣くほど怖いんだろうと想像していたがそれほどでもない。少しガッカリ・・昨日がハードだった
からなぁ。A沢のコルでは男性二人が雑談して休憩中、私たちはそのまま通過。ナイフリッジもクサリやス
テップがあり安心、ここもそれほど恐怖感なし。なんとここでtatuさんと遭遇\(^o^)/昨日は槍ヶ岳に登り
南岳小屋に泊まったということ、今朝は5時に出発したのだそうでここまで1時間(>_<) さすがtatuさん!
速すぎます、少し話して「また会いましょう」とお別れ。
この後、tatuさんは奥穂高岳〜白出沢に降りたそうです。上部は雪もなく快適だったそうですが少し下る
とかなり雪渓が残っており大変危険な状況だったということ、何とかトラバースしながら下降したが本当に
身の危険を感じたと話していました。やはり夏山とはいえ、今年は残雪が多く残っており装備にも万全で
ないといけないんだなぁ。

長谷川ピークからもやせた岩稜が続き慎重に進む。時々対向するパーティーとすれ違いそろそろキレット
も終盤に。。。南岳への最後の登り、クサリとハシゴ、すれ違いに気を使う。ここが結構きつかった(^_^;) 
そろそろ疲れもピークか・・あと少し、頑張れ!と自分を励ます。

雪渓の向こう側に屏風岩・・・やっと南岳小屋に到着。小屋の屋根には布団が干してあり、のどかな朝の
雰囲気。小屋をそのまま通過して南岳山頂に向かう。槍ヶ岳がチラリと見える(^^♪

8時、南岳山頂\(^o^)/ 遠かった槍ヶ岳が目の前だ〜〜!振り返ると昨日歩いて来た全ての山が見
える。あれを歩いてきたんだね・・・感動!! ここで昼食にしよう(でも時間は8時、これって朝食??出
発前に食べたのは夜食だね、まっいいか!)M氏がスパゲティーを作ってくれる、その間私は靴を脱いで
足をマッサージする。今だから言えるけど、足の裏がジンジンしてもう限界に近い状態でした。でも意地で
も槍ヶ岳まで行くんだと思っていたから・・・食欲は今ひとつだけどロールケーキとスパゲティーを一生懸命
に食べると元気が出てきた。

大休止のあと南岳を出発、ほんの少し歩いたところで向こうからyuさんがのんびりと歩いて来る\(^o^)/
「うわ〜会えましたね」と感動のあまりウルウル。昨日はtatuさんと槍に登り、ビールを飲んで至福の時を
過ごしたのだそうです。yuさんは槍岳山荘に泊まり、今朝ももう一度槍に登りのんびりと写真を撮りながら
歩いてきたという、これから南岳へ向かい南岳新道から新穂高へ・・そして白出沢から降りてくるtatuさん
と合流するのだそうです。それぞれがそれそれのスタイルで同じ穂高を楽しんでいる。みんな輝いてとっ
てもいい笑顔(#^.^#) そしてそこで出会えたことに感動と感謝でした。
さてここでyuさんともお別れ、私たちは槍ヶ岳に向かう。途中大きな雪渓が残っていて冷たい水で顔を洗
った、冷たくて気持ちイイ(^^♪

山荘の赤い屋根が近づくと自然に足が軽くなった。さすが槍ヶ岳、賑わっています。ザックを置いて早速
槍ヶ岳へ・・何年か前に登ったときは長く感じたけど、あっという間に山頂でした。
今日もイイお天気、360°大パノラマ\(^o^)/ 順番を待って記念写真を撮る。ハシゴの向こうに昨日
から歩いてきた道、西穂から奥穂、北穂、南岳・・・誰もいなかったら大声で泣きたいくらいの感動です。
でも山頂は満員、恥ずかしいからグッと我慢しました(^_^;)  M氏が黙って指差す方向・・北鎌尾根。

感動の西穂高岳〜槍ヶ岳完全縦走・・・全山登頂。大満足の2日間でした、でもこれからがまだまだ長い。
疲れた足を引きずりながら、ただただひたすら下るのみ。辛い下りだけどいろいろな花が咲いていて癒し
てくれる(*^_^*)ハイジになってスキップしたいところですが足が上がらず(>_<) お昼を過ぎると夏の日差
しでバテバテ、槍平小屋に着いて「ここまでくれば一安心」とビールとジュースで乾杯!!そしてここから
新穂高までが特に長く感じる・・足の裏がヒリヒリ痛くて藤木レリーフの前の小川で足をつけて冷やす。
ところが水が冷たすぎて2秒もつけていられないほど(>_<) この長い下りが二日間で一番辛かった。

途中、谷という谷はほとんどが崩れ以前の景色とは全く違っていて驚きました。道路は土砂で埋め尽く
され、橋も壊れて跡形もなく・・・ハシゴが設置されていたのでそれを渡る。おそらく山小屋の人たちも
車が入れず大変だったことでしょう。そのせいか牧場もひっそりとしていました。この復興にはかなり時
間がかかりそう・・
ちょうど5時に新穂高ロープウエイ駅に到着!!帰りに平湯温泉で疲れを癒しました。

念願の西穂〜奥穂縦走、欲張って槍ヶ岳まで行くことができました。辛かった・・でも最高に幸せです。
この2日間で様々なことを学びました、そして全てのものに感謝 m(__)m

出会った花たち

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