赤岳〜横岳〜硫黄岳

2899〜2760m 

2009.5.23

出会った花たち

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日曜日が雨の予報で、予定のテント泊が延期になりました。晴れは土曜日だけ・・・
ずっと気になっていた山へ行こうと思っていましたが、下調べが十分出来なかったため、あっさり諦め!
大好きな南八に行くことにしました (^_^;)

AM5:10 駐車場には1台だけ、今朝は私が一番乗りかな。朝食はヨーグルトとバナナ。
準備をしていると車が2〜3台入ってきました。おばちゃんが駐車場代千円を徴収にきます。おはようご
ざいます。(このおばちゃん、いつも名前を書く時に一文字間違えるんだよなぁ。何でやろ・・)
岩登りの2名と日帰りっぽい登山者が2名が早くも出発、あと大きなザックの人が4〜5名、食事中です。
私は一睡もしていないのでのんびりと準備。出発します。
「登山道は黄色いテープです」という表示があちこちに書いてあります。冬の赤テープが多く間違える人
がいるのかもしれません。樹林帯に入ると残雪があり、朝のうちは縁が凍っていてとても歩き辛い。

行者小屋は静か、朝日の中に大同心と小同心がキラリン♪ 小屋の横で単独者が準備をしていました。
テント場もガラーンとしていて、こんなに静かな行者小屋は始めて見るかも。
登山道に入るとすぐに残雪が現れます。硬い雪は本当に歩き辛い、アイゼンを出そうか迷いましたが
面倒なので止めました。ストックがあったほうが楽だったかも。文三郎尾根に向います。

小屋からここまでずっと雪は続き、冬は雪で埋もれているグレーチングの階段を登ります。ここが一番
しんどいところ、がんばろっ (>_<) でも主稜分岐の所でシャリバテ (^_^;)   持って来たサンドイッチと
ジュースで朝食にします。空が綺麗で静かで・・・ここで昼寝したいくらい気持ちがいい。
途中で追い越したご夫婦と入れ違いに出発しました。小屋で会った単独者も少し下に見えます。
右手に見える阿弥陀岳がカッコイイ、以前登った阿弥陀岳北稜。そして次に登りたい阿弥陀岳北西稜。
向こうは雪が少ない。こちらの分岐手前は雪は残っていますが、慎重に登れば問題ない。

権現岳への分岐より上部も残雪は少ないです、鎖場周辺はまだ少し雪が残っています。急斜面なので
慎重に・・・補助の鎖があるので安心感はあります。それを過ぎれば山頂までは雪はありません。
最後の急な岩場を登ると、富士山が待っていてくれるはずです!ほら!

赤岳山頂。富士山、中央アルプス、南アルプス、北アルプス、全ての高い山が見えるみたい!
やっぱ南八はエエわ〜素晴らしい。しかも山頂独り占め、誰もいない。あまりにも静か過ぎました (^_^;)
写真を撮ったりしながら、先ほど会った人達が早く来ないかなと待ちました。しばらくしても誰も来ません。
時間が迫ってくるので、仕方なく出発。頂上小屋はまだ営業していないみたいでした。
県境尾根からも一度登っておきたい、でも相当、急かも!

頂上小屋から一気に下ると、赤岳展望荘です。先ほど、泊まりの登山者5〜6名が出発していきました。
昨日のお客さんはそれだけだったのかな。小屋の周りには雪が残っています。
小屋から5分ほどで地蔵尾根分岐。かわいいお地蔵さんが出迎えてくれます。

日ノ岳の向こうの鎖場に一箇所だけ残雪が多く残っています。毎年、ここは最後まで雪がある所です。
今年は少なめですが、凍っていたり雪が多いと大変コワいところです。
中山尾根を登るときはこの辺りに飛び出ました。あの時の感動が蘇える気がして、ジーンときました(^^ゞ
振り向くと、まだ富士山がこちらを見ています。
小屋泊まりの人達に先に行かせてもらいました。ガイドツアーの方々です。

横岳手前の鎖場周辺には小さいけれどツクモグサが咲いていてビックリ。
でも咲いているのは2〜3輪、花もまだ直径1.5センチくらいです。
やはり6月初旬にならないと見頃にはならないようです。。

トラバース道を過ぎるとすぐに杣添尾根の分岐、この辺りから下を覗くと、各ルンゼが見え圧巻です。
先には大権現や奥ノ院などの岩場が続き、その向こうには小同心や大同心が見えてきます。
稜線には雪はなく快適です。

鉄の階段と鎖場を過ぎるとほどなく横岳山頂です。ガイドツアーの人達の姿は確認できますが、文三郎で
会った人達はどうしたんだろ・・・最初は赤岳をピストンするつもりだったらしく、私にどのコースで行くかと
聞かれたのです。それで「縦走します」と言ったんだけど・・途中まで姿が見えたのに今は見えません。

小同心を登っているクライマーが見えます。朝、駐車場にいた2名です。いいなぁ〜羨ましい(^_^;)
しばらく岩のところで座って見ていましたが、時間も押し迫ってくるので先に進みましょ・・
「ツクモグサが見頃だと聞いたけど、どこに咲いているか」と聞かれましたが、花の情況を話すとガッカリ
しておられました。どこで間違った情報を聞いたのかな?咲き始めたと、あるブログでは見ましたが(^_^;)

硫黄岳山荘の手前付近が、最後に富士山が見える地点
これを過ぎるともう見えなくなります、またね〜\(^o^)/

山荘を過ぎ、硫黄岳直前のなだらかな斜面。縦走するとこれが最後の登り、結構きついのです (>_<)
ゆっくり、ゆっくりと歩を進め、山頂へ。こちらには7〜8名の人がいました、それでも今日はホントに人が
少ない。爆裂火口もパックリと口を開けていました (^_^;)

山頂から少し下ると、北八への分岐。ここで大休憩とします。コーヒーを入れて、サンドイッチを食べ
横岳、赤岳、阿弥陀岳、そして大同心、小同心を心ゆくまで眺めましょ (^_-)-☆
もう冬まで来ないかも?いえいえ、何度でも来ましょう\(^o^)/
雪渓を下り、赤岩の頭方向に一気に下ります。

樹林帯はやはり、歩き辛い。日の当たらないところは硬いし、暖かいところはズボッとハマります。
縁を歩くと凍っていて滑るから、慎重にゆっくりと下ります。時間かかったーーー(^_^;)
やつとこさでジョウゴ沢、そして大同心沢。ここまでくればもう安心。最後に大同心を見て、大満足 (*^^)v

赤岳鉱泉の前は、冬にはないテラスが設置されています。大学生かな、若い人がたくさんテーブルを囲ん
で談話していました。アイスキャンディーも今はもうこんな状態。
トイレをお借りして、休憩。そこから北沢を下ります。相変わらず樹林帯の残雪に往生しながら (>_<)
途中、下山する2組の人に会いました。日が差し、気持ちのいい一日ですね〜

林道を一人トボトボ歩いていると、すぐ傍に鹿がいました (^^♪ 何枚写真を撮っても逃げないんです。
シラビソの新緑が美しい。何とか早い時間に駐車場に戻る事ができ、おばちゃんに挨拶。
南八、冬が一番いいと思っていたけど、中途半端なこの時期は静かでいいな。来て良かった。
小さいけれど可愛いツクモグサにも会えました♪
素晴らしい一日をありがとう、感謝 m(__)m