経ヶ岳

(保月コース)

2008.6.22

1625m

雨の日曜日、前日の土曜日も山に行けなかった(>_<) 気晴らしにドライブしようと大野方面へ向かいます
何となく六呂師高原の看板に導かれ、ふと農道法恩寺線を走ってみようと思う。何となくです (^^ゞ
ベンチのある展望台に一台の車が止まっていて誰もいない・・たぶん保月山か経ヶ岳に登る登山者かな
こんな日でも登っている人がいるんだ〜と・・
気が付いたら、いつも間にか登山靴を履いて、ザックを背負っていた私 (^_^;)
時計は12時15分でした「2時をタイムリミットにしてちょこっと歩くだけ」と心に誓う

誰もいなくて本当に静か、怖いくらいです (>_<) 霧で何も見えませんが緑が美しく癒される気がする。
登山道脇の花も露に濡れて綺麗・・マイズルソウやササユリも咲いていました。
途中まではカッパも必要ない程度の雨でしたが、少し雨も強くなってきたので着ることにしました。
暑くて堪りません、ヘロヘロになりながら保月山に到着。すでに40分経過。

初めて経ヶ岳に登ったのはかれこれ7年ほど前、あの時は確か中ノ平登山口からだったと思う。
初心者で何も知らず、出会った写真家の方に遠くに見える白山を教えてもらい、いつか白山に行こうと
誓ったなぁ・・・その方のHPも今はもうなくなってしまった、寂しいなぁ。
その後、山スキーで経ヶ岳を目指すもクトーがなくて途中敗退・・・
経ヶ岳にはいろんな思い出がある、ほとんど辛い思い出だけど懐かしい(>_<)

樹林帯の中で3名の人とすれ違い、挨拶を交わします。ベテランの方々です、地元の方かな・・
「一人でこんな時間から登るなんて・・・」と、呆れていたことでしょう (^_^;) 
私もそう自覚しながら 「これでこの山には私一人だなぁ・・」と、ちょっと寂しくなりました。

とにかく暑くて堪らず、何度も休憩しながら水分を採ります。もうカッパの中まで汗でびしょ濡れでした。
岩峰の側を巻いて、崩れかけたはしごを登ったりと晴れていたら面白そうだけど、雨の日は辛いです。
PM1:50 釈氏ヶ岳(杓子岳?) おにぎりを食べて休憩 
顔に虫がまとわりついてきて、額や耳を刺されてしまいました。ムヒαでも効き目なし (-_-メ)

笹原の稜線も素晴らしい・・ここも晴れた日ならもっともっと気持ちがいいだろうな (^_^;)
PM2:00 中岳  最初に心に誓った時間になってしまいました
ザックを下ろして休憩、クッキーを食べながら少しでも霧が晴れないかと待ってみることにしました。

もう少しだけ先に行ってみようとザックを背負います。雨はあがりましたが、カエルも元気でした。
ニッコウキスゲがポツポツと咲き始めていています。蕾もあり、全部咲いたら綺麗だろうな〜
少しだけ下って行くと、霧が晴れて経ヶ岳が見えてきました。急な斜面に登山道もはっきりと見えます。
少し行ったり来たりしながら、時計を見て考えます。
「どうしよう」「う〜ん」「行っちゃえ〜」と独り言、今となってはとても反省しています (/_;) 

なだらかな斜面の緑が美しく、これがひろろさんのHPで見たところかなぁ・・・いつか行ってみたいなぁ。
ズルズル滑りそうになりながら、泥んこの急な登山道を一旦下ります。ストックを持ってくれば良かった。
それから経ヶ岳への最後の急登に差し掛かり、これがまたホントに急でゼイゼイ (^_^;)

PM2:55  誰もいるはずのない山頂はやっぱり静かでした  

足が疲れているので少しだけ休み、急いで下山開始
少し下り始めた所で、急に雨足が強くなってきました。急斜面の登山道は滝のようになっています(>_<)
しかも泥んこ、グチャグチャになっています。あっという間に変わってしまう自然は怖いと実感。
おまけに笹原付近で雷がゴロゴロ・・・ピカッ!音から光まで少し時間があるので大丈夫?
「イヤイヤ、こんなところで雷に打たれるなんて洒落にもならんやん!無事に帰らな!」と。
そして叫びながら必死で笹の中を走りました。

樹林帯に入り、雷も少し落ち着いたようなのでホッと一息つくことができました (>_<)
でも次は背筋がゾクゾクしてきます・・クマも怖いし、お化けも出そう (>_<)(>_<)(>_<)
だけど、こういう時は弱気になったらアカン!!どうせ誰もいないんだし、大声で歌おう〜〜♪

♪歩こ〜歩こ〜♪私はゲンキ〜〜♪歩くの大好き〜〜ドンドンゆこう〜〜♪♪♪
♪ある〜日♪森の中♪♪♪
♪らっらっらっ〜ららら〜♪  とにかく何でもかんでも大声で歌って、もう歌も品切れ状態に (>_<)
途中、アダムとイブの木に挨拶をして・・しばらくでササユリたちにもありがとう・・
もう、頭ん中がパニック寸前か!!というところで、林道に出ました。


PM4:20だったかな  あ〜無事で良かった。今度からはもう絶対に無茶はしません (^_^;)
何もなかったから良かったけれど、反省しなければ・・
すぐに下山報告のメールを。


頭の先から足の先まで、グチュグチュ、びしょ濡れです。怖くて寒くて震えました。
近くの「あっ宝んど」でゆったり暖まって帰路に m(__)m