屏風道〜新開道

2009.6.27

1720m

八海山

マウスを画像に重ねてみてね〜

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数年前、神社好きの友人から「新潟にみれさんが好きそうなギザギザお山があるよ〜」
と八海山ロープウェーのパンフレットをもらった。
いろいろ調べてみると紅葉がいいらしいということがわかる。でも新潟は遠い・・
昨年みいさんが紅葉の八海山に行かれたことを知る。ブログで美しい紅葉を拝見!!
行きたい気持ちが募る。でも何となく機会を逃してしまい秋も終わってしまった。
その後も時々山友達に八海山の話をしてみるが、ほとんどの人が八海山を知らない。
しかも興味も示してくれな〜い!そんなこんなで昨年は諦め (>_<)

そして7月のマッターホルンをひかえ一人黙々とトレーニング山行をしていたある日の事。
kuさんから久々にメールが届く。今日は越後駒ケ岳に登ったという、そして・・・
「八海山って知ってる?明日登るんだけど」 
もちろん即決です。「行きます!」と返事をして急いで準備、高速で新潟へ\(^o^)/
道の駅「ゆのたに」で2時間ほど仮眠。早朝、kuさんと合流して登山口に向う。

前日に登山口確認をしてくれていたkuさんの案内ですんなりと登山口に到着。駐車場にはすでに2〜3台
の車が止まっていました。出発準備をしていると地元の方が軽トラで来られ、登山届けを出すようにと・・
そして屏風道ルートの見所などを教えてくれて、阿寺道は災害復旧工事中で通れないということでした。
登山口の標高は460、1770の入道岳までは標高差1300、累計標高差は1590となるらしい(^_^;)
登山口は看板の横から、屏風沢を渡ります。増水時は聖岳・易老渡のように渡し籠を使うという。

沢を渡ると3合目までは意外にも歩きやすい樹林帯の登山道。それから何回か小さな沢を渡渉します。
崩れかけたトラバースなどもありますが、注意すれば大丈夫。
4合目には清滝避難小屋があります、でも現在小屋までの道が崩壊していて行くことができない。
そこからは垂直に近い岩場となり鎖の連続となります。先に登ったkuさんの姿も見えないほど急・・・

大滝が見えます♪

少し平坦な場所に出ると5合目。そこから岩場はさらに厳しくなります。
6合目から上(左の写真)を見ると中央付近の岩場に先行者が見えます。あんなところを登るんですね。
ワクワクします(笑)  鎖には「昭和五十四年八月吉日」と書かれていました、古っ!(>_<)

7合目に到着、覗きの松。恐々覗くと下がない!!オーバーハングした岩の上に7合目があるのでした。
広場から奥に進むと八海大神が祀られていて大きな鐘があります。今日の安全を祈って・・
ここで先行者の男女と単独の方が休憩中、後方からも一組、登って来られました。

ちょっとスリルのあるトラバース道を過ぎると登山道脇に「ヒメシャガ」がびっしり咲いていました。
以前岩篭で一株見つけましたが、これをSIVAちゃんが見たら大喜びするだろうなと思いました (^_^;)
そこから枯れ沢を登ります。数十メートルあり、めちゃめちゃ急登です!ペンキマークを辿りましょう。

狭い岩の急登、相変わらず鎖は続きます。前方を行く単独者と前後しながら進みます。
気がつくといきなり視界が開け、尾根に出ました。ギザギザの八海山が目前に見えます。あと少し!

稜線は日が当たり、かなり暑い・・ヘロヘロになりながら進むと千本槍小屋(八海山避難小屋)に到着。
小屋の脇から反対側に進むと越後駒ケ岳と中岳の展望が良い。ここでやっと休憩です\(^o^)/
小屋の窓が開いていたので覗いてみると祭壇があります。古いけれど、部屋は掃除されていてきれい。
水で冷やされたジュースやビールも売っていて、ここで泊まって縦走される人も多いらしい。
時間はまだ8時45分、でも太陽がジリジリと暑い!写真も撮り、十分休憩したのでそろそろ出発です。
左の奇岩は地蔵岳の手前の岩場(@_@;)

いきなり奇岩の登場で驚きますが、ここからはさらに楽しい岩場歩き。
最初のピークは地蔵岳、大河ドラマ「天地人」のオープニングで直江兼続を演じる妻夫木くんが立っている
シーンはこの地蔵岳らしい。私たちも兼続になりきってみましょう !(^^)!

地蔵岳の次は不動岳、どれも鎖があり慎重に登ります。前方に七曜岳〜白河岳方面。見た目は木が
茂っているように見えますが、全部岩場を登ったり降りたりの鎖の連続。好きな人には堪りません・・
左右は切れ落ちていて高度感はバッチリ (^_^;) 雪渓も残っています。

不動岳を過ぎるとさらにスリルが出てくる岩場&鎖。一つ間違えば・・・と思うようなところを進みます。
高所恐怖症や腕に力の無い人は辛いでしょう (>_<) 私は好きですが (#^.^#)

白河岳に到着!下って登って、釈迦岳を目指します。ハシゴ&階段を登り微妙な岩場(そればっかり)
でも飽きる事はありません、ワクワクです\(^o^)/
この日は素晴らしい天気で、しかし暑く・・暑く・・暑く・・バテます。

摩利支岳、そこから剣ヶ峰〜大日岳へ。鎖とハシゴで進みます。いよいよクライマックス〜(^o^)/
大日岳を下って岩を巻くようにして登山道があります。まっすぐに行くと入道岳方面へ。
時間は・・まだ10時25分ですが、福井まで帰ることを考えて今回はここで下山することにします。

大日岳からの下りは新開道ルート。崩壊していて迂回路が作ってあります。まだ安定していないらしく
危険。ハシゴが連続しています、注意して慎重に・・本日ここで一番気を使ったかも〜 (^_^;)
かなり下ったところで入道岳付近を飛ぶヘリがみえました。振り返るとギザギザの八海山が小さく。

尾根状の安定した登山道になると一安心です。でも先にピークが見え、アップダウンがあることを知る。
でも行ってみると大したこともなく大丈夫!しかしこの新開道コースもダラダラとかなり長いです(^_^;)
4合目には稲荷社があり、そこで休憩。そこから下部は美しいブナ林となります。
しかし暑〜〜い!! そしてまたもやブヨに刺されました!!
分岐からちょうど2時間ほどで林道に到着しました。下りは水場が枯れていたようなので要注意です。
登山口に到着、kuさんからフルーツを頂いて生き返りました。


ずっと行きたかった八海山、偶然にも山友のおかげで行く事ができました。感謝 m(__)m m(__)m
次はぜひ紅葉の時期に行きたいと思います。

出会った花たち

近くにある八海神社に立ち寄ってみました。
明日6月28日が山開きで地元の方々が準備中でした。
神社の横にはお蕎麦屋さんもあり、天地人ブームで観光客がいっぱいです。

普段は静かな魚沼もあちこち天地人一色。ロケ地などを巡る観光バスや観光客で賑やかでした。
上の写真は兼続が幼少の頃にいたという 「雲洞庵」 拝観料300円