白馬鑓ヶ岳

2006.5.21

2903.1m

八方スキー場に行くと必ずこの山をバックに記念写真を撮っていた。
あの頃は山スキーのためにここに登ることなんて考えもしなかったな・・・

深夜、猿倉に到着。すでに駐車場にはかなりの車が止まっていた、テントも数張りある。まだ少し時間が早い
ので1時間ほど仮眠することに、でもほとんど眠れないまま明るくなってしまった (^_^;)
4時35分出発、登山口から雪はたっぷりある。林道をしばらく進むと白馬岳が見えてきた、私たちは正面の
小日向山のコルを目指す。テレマークのTさんがリスを見つけたみたい、写真うまく撮れたかな?

コルへの登りが寝不足の体にはキツイ(>_<) 振り返ると雲海・・向こうに見えるのは戸隠と妙高だろうか。
何て気持ちのイイ朝だろう、今日もいいお天気になりそう〜♪ 6時30分コルに到着。テントが一張り、
こんなところでテント泊もいいなぁ。少し休憩をして登山靴からスキー靴に履き替え、板を付ける。

遠くに鑓温泉が見える・・ずいぶん登ってきたのに、またずいぶん下る。そしてまたすいぶん登らなくては
いけないらしい(>_<) そしてここの雪はガリガリ、みんなは難なく滑るけど私はゆっくりと・・登り返しが少
ないようにトラバース気味に。やっとの思いで恐ろしげなデブリの横を滑り降りる。岩の向こう側へ出てそ
こから登り返すためにもう一度登山靴に履き替える。

8時40分鑓温泉。雪の下を潜ってみると本当に温泉が!ちょうど良い湯加減♪ でもここで誘惑に負けず
もうひと分張りしなくては・・余分な荷物をデポして出発。
ここからがメチャクチャ急登、先を行く人も下から来る人もみんななかなか進まない。テレマークのTさんが
シール歩行がうまく行かずリタイアすると言う。私達はもう少し頑張ることにする、苦しいけど何としても山頂
に立ちたい!右手に白馬鑓ケ岳が見えてきた・・頑張っているつもりだがなかなか足が進まない。
10時30分、稜線まであと少しのところで「撤退」決定 (>_<) 天気も良いしまだ時間は十分ある!という
傲慢な気持ちを振り払って、泣きそうになるのを必死で堪える私・・・まだまだ修行が足りないかな (^^ゞ

気持ちを入れ替え、靴も履き替え、板を付けて滑走開始!!ヤッホ〜〜〜 !(^^)!
妙高を目指して滑るみたいだ〜気持ちイイぞ〜〜〜頭を下げ必死で登ってくるスキーヤーとすれ違うと
みんな笑ってる(^^ゞ 下手でしょ?でも楽しいの(^^♪

温泉に着くと一人の男性が入浴中。すいません、お邪魔します m(__)m  (水着持参)
妙高方面を眺めながらのんびりと2時間も過ごしてしまった。湯船からは見えないが続々とスキーヤーも
戻ってきた様子、焼肉のイイ匂いまでしてきた。長い時間独占していたので急いで撤収!!Tさんは撮影
しても良いかと聞かれポーズを・・いつの間にか素敵な「湯けむり美人」になっていた(^_^;) 
来年も来ようねと約束して温泉を後にする。

テレマークのTさんも気持ち良さそう〜みんな少しハイテンションです。しかしコルへの辛い登り返しが待っ
ているのでちょっと憂鬱だったが、思っていたよりも辛くなくて良かった。それよりもコルからの下りの方が
短いスキー板の私には辛かった・・雪の表面が波々になっていて・・うまく滑れない。サーフィンしているみ
たいな感じだった。

林道をダラダラと滑って無事に登山口に到着。
今日も楽しく過ごすことができた、ありがとう m(__)m

ところが猿倉の駐車場に着いて安心したのか・・
セメントの上でスッテンコロリン、尾てい骨を強打。
治るまで相当時間がかかりそう。
山でももちろんですが下山直後にも注意しなくては。

想い出の写真(M氏より)

気持ちイイぞ〜♪ yuさん テレマークのTさん みれ