白馬乗鞍岳

2006.5.5

2436.7m

(山ノ神尾根)

白馬乗鞍岳は登山を始めるきっかけになった思い出の山。「白馬大池」を見るために登山靴を買って
子供のリュックを背負って、何度も何度も休憩しながら登った。乗鞍岳に着いた時は霧で何も見えず
水の音だけがチャプンチャプンと聞こえて・・・あれから数年、今日は山スキーのためにこの山に登る。

一昨日富士山に登ったばかりなのだが、予定のスキーができなかったため消化不良・・・しかし体力的にガンガン登れそうにない。と、いうことで急遽、白馬乗鞍岳に山スキーに行くことにする。ゴンドラとロープウエイを乗り継いで楽々だ〜と喜んでいたのだが、天狗原に着くと前方の斜面に蟻の行列!あれれ?私達が一番乗りの筈・・・見るとボーダーが多い。そう、彼らはとってもリッチな若者達、今流行のヘリスキー。天狗原から少し登れば手軽に山スキー山ボードが楽しめるのだ。しかし9450円・・・高いか安いか(^_^;)

一列に登る若者達、いくら若いとは言え登りはキツそう・・途中で休む人続出。私達「休む時は少しトレースから外れて休んでね」 ♂「あ、すいませ〜ん」 ♀「え〜〜そんなことしたら滑って落ちちゃう〜」 私達「(;一_一)」
乗鞍岳で記念写真、バックの白馬岳が美しい♪以前ここに来た時はホワイトアウトで何も見えなかったんだ。
カップルにも頼まれてシャッターを・・いいね、若いって。

そろそろ山頂も賑やかになりつつあり、風も強いので下りることにする。結構な急斜面だけどゲレンデみたい!(^^)!
快適〜一気に滑りましょ〜気持ちイイです〜(自分ではうまくなったつもり) あっという間、もったいないな・・・
振り返るとまだまだ斜面に張り付いている人達の行列。いいお天気で暖かい、やっぱり来て良かった!
ダテカンバの木などに山の神コースの道しるべ、これを見失わないように進めば大丈夫みたい。この木のところ
で昼食にする。「こんな風にのんびり山スキーできるなんて幸せだ〜」今日は笑顔!

天気は良いのだが展望はスキッとしない (^^ゞ 雪質はまずまずでゲレンデみたいに広々としている

白馬を背に妙高方面の山並みを見ながら滑る (*^^)v ここまではそれほど急なところもなく気持ちよく滑れる。
道しるべも見やすく親切。時々平坦になり漕ぐこともあるがそれほど辛くはない、景色は最高♪

今日は妙高に向かって滑っているみたいだね〜そんな事を話しながら気がつけばずいぶん下りてきた。
いきなり目の前に崩壊している谷が見える、すごいスケール(>_<) 地図には稗田山崩落跡(大崩落のぞき)
とある。そのそばを気をつけながら滑り、少しずつ右にむかいブナ林の中を滑る。沢に向かうようにしながら
進む。雪もかなり腐ってきた、斜面ではいきなり雪が崩れていたりするので注意しながら滑る。

砂防を乗り越えるために一旦スキーを外す。今年は雪が多いので沢を渡るのも楽だという、良かった〜
濡れるのはイヤだからな。そのまま急な沢沿いを滑っていると林道に出た、そこにもまだ雪がある。
気がつくと白馬コルチナのゲレンデに・・駐車場近くまでスキーで下りれた。最後に雪を乗り越える
「ここは滑るから気をつけて」とM氏が声を掛けてくれたが・・・コケた!最後の最後でびしょ濡れ (ーー;)
フキノトウやつくしが咲いている、ここにもやっと春が。山スキーがやっと楽しくなってきたのに・・・

想い出の写真(M氏より)