玄蕃尾城跡    &   行市山

439〜659m

2011.8.19(金)

ここの所毎日登っている野坂岳ですが、今朝は雨が降っていたのでお休みしました。
一日雨かと思っていたら、9時ごろになると晴れてきました。
せっかくなので以前から気になっていた行市山に行く事にします。

R8から刀根集落を経て、柳ヶ瀬トンネル西口手前を左折。心配でしたが、綺麗に整備された道です。
行き止まりには5〜6台の駐車スペース。簡易トイレも設置され、沢の水も引いてあります。

夏前にはきっと草刈もされているのでしょう。草が少し延びていますが、それほど心配はありません。
九十九折れの道を5分ほど歩きます。峠の手前には大権現のお地蔵様が祀られています。

ガイドブックによると、この峠は福井県側では「久々坂や刀根越」 滋賀県側では「柳ヶ瀬峠や倉坂峠」
と言われているそうです。滋賀県側の道を覗いてみましたが、結構草が茂っていました。

「玄番尾城跡」の看板に従い、峠から左の道を登ります。階段が作ってあり歩きやすい。
5分ほど登ったところの右側にほんの少しのスペースが切り開かれています。なんとそこには・・・
「柳ヶ瀬山」の三角点があります。楽々一座目ゲットです(笑) 

そこからずっと平らな道です。公園のように美しく下草が全くありません。少々ビックリな空間です。
しばらく歩くと大きな案内板があり、城跡の説明がされています。
賤ヶ岳の合戦の際、柴田勝家の本陣が置かれた場所だそうです・・・

大手郭、虎口郭、本丸(主郭)、桜台、馬出郭など、それらを取り囲む土塁や空堀などが遺っています。
これだけ素晴らしく遺されているのは驚きです。

少し高くなったところに行くと木之本方面や北陸自動車道が見えます。

峠に戻り、本日の目的である「行市山」に向かいます。登り口は〜〜目の前の急斜面です(^_^;)
AM11:25 出発。 包帯が汚れるといけないので手を付かないように慎重に登ります。
すぐに笹薮っぽい登山道になり・・・ヤナ感じ。こういうのに弱いお肌なので更に慎重に・・・

さらに北へ延びる稜線は「椿井嶺」に行けるようでした。
気になる・・・いつか繋げよう(^^ゞ

しばらく行くと風が通る杉林になります。そしてこの登山道では貴重な展望の場所です(笑)
ますます笹が覆いかぶさるように・・・お出迎え。クモの巣を払いながらタダひたすら前進!

余呉トレイルに多いナツエビネ、かわいい。

P620を少し過ぎたあたり。風が抜けないと暑い・・・額からぼたぼたと汗が。
そしていよいよ笹薮に突入です、カッパを持って来たら良かった。しばらくの我慢です・・・では!

少々明るいところに出ました。

が・・・それも束の間。次は背丈以上の笹です。
熊さんと「こんにちは」しませんよーにm(__)m

分岐手前の広場、そこからすぐで三叉路。左は毛受兄弟の墓のある新道へ、右は山頂へ行く道です。
やっと歩きやすい道になりました、と思ったらすぐに山頂です。

PM12:47 峠から1時間20分ほどでした。
ヤブは少しの区間なのですが、やはり気持ちがいいものではなく時間がかかったような気がします
クモの巣も凄かったです。笹の枝を振り回して歩いたので疲れました。
凍らせて持って来たゼリーがほど良く融けて、すごく美味しかった!

写真ではハッキリしませんがイヴちゃんがしっかり見えるんです!

立派な株のナツエビネです。もう少し早い時期でしたらきれいだったと思います。
下りはもうクモの巣はないだろうと思っていましたが、クモはすぐに新しい巣を張るのですね・・・
帰りも笹の枝を振り回したので足よりも手がだるいです、参りました(笑)
峠から駐車場まではあっという間、車が見えてホッとします。

誰にも会うことのない山でしたがなかなか楽しく歩けました。
この山に来たのは目的がありました、登山道の状態を見たかったのとコースタイムの確認です。
もう少し時間があれば、繋げる道も確認したかったのですが。また次の機会に!

秋に期待です(ケガが治ったらチャレンジしたいです!)  

翌日、腕、足、体・・・全身が痒くてたまらず皮膚科へ。
笹薮でアレルギーを起こしたようです、前回の岩籠山や鬼ヶ滝でも同じでした。
クモの巣も良くないのかもしれません。アレルギー体質の人は異常に反応してしまうんですね。
長袖を着ていてもダメです・・・やはり暑くてもカッパ着用が有効かな (-_-;)