2007.4.28〜29

2814.1m

五竜岳から鹿島槍ヶ岳への縦走、この時期にこそ行きたいという憧れと願い・・
残念ながらそれは今回も叶いませんでした。でもいつかあの頂へ (^O^)/

かみしろの駅に自転車をデポして白馬五竜スキー場へ。ここはボードをする娘が大好きなゲレンデです。
わざわざ検定試験を受けに来たこともあり、楽しい思い出もいっぱい (#^.^#) 
でもここは風が強くよくゴンドラが止まります、47との共通券でも買ってしまうと大失敗という苦い経験も
何度かありました。
AM8:00 雪のないゲレンデに雨が降り出します。案の定、雷のためゴンドラの運転は見合わせるとい
うことでしたが、30分後には動き出しました。明日の行程のことも気がかりです、途中雪になったとして
も行ける所まで行ってみようということで出発を決めます。ゲレンデトップに着いた頃はガスも出てきて
雪もチラチラしています (^_^;)

途中まではトレースがありましたが、標高が上がりそれも次第に消えます。今回はテント泊装備に加えハ
ーネスなどの装備もあるので荷が重く、足が進みません (>_<) やっとの思いで稜線に出ると青空も見え
始めます\(^o^)/ もしかすると天気回復か!と期待しますが強風は止まず・・・

中遠見に到着、休憩したいけど風が強くて体が冷えます。振り返ってもゴンドラ乗り場で一緒だった他の
パーティは見えなくなってしまいました。途中で引き返したのか、それとも停滞を覚悟したのか・・・私達は
もう少し頑張って先に進むことにします。セッピを見ると2年前の同じ時期より、かなり雪が多い気がしま
す。しかも新雪でトレースも消えています、何度も立ち止まり強風に耐え、また前進。まるで厳冬期のよう
です、山は甘くはなかった (>_<) 西遠見を過ぎた稜線上で、運よくテント設営の跡が残っていました。そ
の場所をお借りすることにして本日の行動を中止します。時間はまだお昼を過ぎたばかりですが・・・
吹雪の中でテントを張るのは大変、何もかも吹き飛ばされそうです。雪だらけのザックをテントに放り込
みピッケルを差し込んで紐で縛りつけます。やっとテントに入り、ザックや衣類に付いた雪を落とし、それ
を団子にして集め外に出します。靴を脱いでシュラフに入るまで、どのくらいの時間がかかったでしょうか
辛かった〜(+o+)

ラジオをつけると明日は晴れるという予報です、少しホッとしました。でも相変わらず外は猛吹雪、午後か
ら夜中まで風でテントが吹き飛ばされるのでは、と思うほどでした。M氏が3度ほど外に出て雪かきをして
くれました m(__)m そうしないとテントが雪で潰されてしまうのです、それでも回りに降り積もる雪でテント
内がどんどん狭くなってきて、押し寄せてくる雪で体が冷えます。シュラフの口をキッチリ閉め、身を縮め
て寝ようとするのですが、雷と風の音でなかなか寝付けませんでした。
AM2:15 起床 朝食は暖かい雑炊ですが食欲がありません(>_<) 外は相変わらず風が強いですが雪
は止んだようです。荷物を片付け、身支度を整え、少し風が弱まるのを待って外に出ます。テント撤収も
至難の業でした(>_<) 写真では風の強さが伝わらないのが残念ですが、かなりの突風です。
AM4:40 空が少しずつ明るくなります。

AM4:57 日の出と共に出発です。五竜岳〜鹿島槍ヶ岳がピンクに染まります。
綺麗〜今日はきっとイイお天気ですね ♪

美しい日の出を見たので気分良く歩き始めましたが、昨夜降り積もった雪でまたまたラッセルです (^_^;)
歩いても歩いても目の前の五竜は近づきません、ブリザードで頬が痛いし、天気が良すぎて日焼けも心
配です。雪崩の危険がありそうなので白岳経由で登ります、最後の登りがキツイ!
AM7:10 五竜山荘 小屋の人が出てきて「中に入って休んでください」と言ってくれました。外はまだ風
が強いので、ココアを注文して休ませて頂くことにします。トイレもお借りしましたm(__)m
小屋の人は「ここ2〜3日雪が降ったので確実に表層雪崩の危険がある、昨晩もかなり冷え込んでいるし
鹿島槍には行かないほうがいい、止めた方がいい」と何度も言ってくれました。

夏道は全く見えず、ガチガチのアイスバーン

ダメだと思ったらすぐに中止して戻ってきます、と話して五竜山荘を出発しました。この時点では行けるの
ではないかと思っていました。頂上近くになるとさすがにヤバいという感じがしてきます。それでも行ける
所までと進みましたが、風は相変わらず強く、このまま進んでもダメだと判断。小屋の方々も心配してくれ
てたから止めよう!と撤退を決めます。M氏はあっさり決断しましたが、私はうなずきながらも悔しくて泣
きそうでした。まだまだ未熟者です (^_^;)  しばらく下ると4〜5名のパーティとすれ違いました、すると
小屋の人が大声で 「今日は止めたほうがいい、降りてきたほうがいい!」と叫んでいます。その声が彼
らに聞こえたのか聞こえなかったのかわかりませんが、そのまま登っていってしまいました。小屋に戻り
「止めました」と報告すると 「良い選択でしたね、どうぞ中に入って休んでください」 と優しい瞳で迎えて
くれました。

唐松まで行こうか、このまま下山するか迷いました。でももうテンションが下がりきっていて下山すること
にします。気温はどんどん上がっているのですが、風はずっと強いままでした。今日は良い天気なので
続々と多くの人が登ってきます。皆さんの服装はまるで春山!確かにそうなんですけどね (^_-)-☆
昨夜のことがあるので私としては、複雑な心境でした。でも、、ま!また行けばいいのです、今すぐでな
くていいのですから!来年の楽しみがまた一つ増えました。
ゲレンデも春の雪、でも晴れいて気持ち良さそう〜 さて、温泉に入って帰るとしましょう(#^.^#)

五竜岳