1729m (鳥取県)
2006.3.25
大山寺〜弥山〜剣ヶ峰〜三鈷峰
いつも歩き始め1時間が弱い私だが今日もかなり辛い・・阿弥陀堂を過ぎたあたりから急とになる (>_<)
5合目付近までのブナ林が素晴らしい。「斜度もあるしスキーにもいいだろうな」とM氏は嬉しそう。
雪は硬くキックステップも利かないが、気温が上がることを期待してまだアイゼンは付けない。しばらく歩くと雪稜となり,,雪に埋もれた六合目避難小屋に着く。ここでミルクティを飲んで休憩。9合目付近は大雪原となっていて、いつもなら強烈な風にあおられるそうだが今日は風もなく青空、雲一つな〜い♪
山頂小屋も雪に埋もれているが雪は掘り起こされていて中には入れる。
弥山山頂8時28分、ここでアイゼンとハーネスを付ける。写真を撮り少し休憩。「よし、行くぞ!」 「はい!」
数日前のものか、2名ほどの足跡がある。遠くに剣ヶ峰が見える。「これがラクダの背かぁ、ラクダにしては痩せ過ぎ・・」慎重に正確に冷静に、心の中で繰り返す。「そこで振り向いて」M氏が写真を撮ってくれると言うのだが、こんなところで振り向けません!
やっと剣ヶ峰、9時20分。静かです、青空です、相変わらず風もない。素晴らしい景色に見とれる♪
そこからしばらく進むとあとは下りだけ。でも所々凍っている、岩も露出している。アイゼンをしっかり食い込ませて・・
さらに気持ちを引き締めようとするが、崩壊した斜面に目がいく。あと一分張り (>_<)
少しずつ緩やかになり、右側に綺麗な斜面が現れる。「これはいい斜面だ」M氏、またまた嬉しそう。
左側には今、私たちが来た稜線。本当に素晴らしい!穂高にも負けちゃいないですよ、この景色!
ユートピア避難小屋10時、クッキーと紅茶でおやつタイム。三鈷峰に向かう、山頂10時20分。
ユートピア避難小屋に戻り下山開始。数十メートルのトラバース、斜度もあり、かなり足に堪える。アイゼン歩行、しっかりと!見上げた斜面からコロコロと絶え間なく小さな石が落ちてくる、毎日崩壊が進んでいるようだ。下山までまだ気を緩めることはできない。
痩せ尾根も続くが安全な場所で昼食とする。今日はラーメンとおむすび。名残り惜しいが再び下山開始。
大堰堤を越え、大神山神社の横に出た。12時30分。
無事に大山寺駐車場に到着。本当に素晴らしい一日だった。
想い出の写真 (M氏より)