赤岳西壁主稜

2011.12.4(日)

美濃戸(4:45)==行者小屋(6:42)(7:10)==主稜取り付き(8:00)==終了点(11:40)
==山頂小屋(11:50)(12:20)==行者小屋(13:10)(13:30)==美濃戸(14:30)

12月に入っても気温が下がらない八ヶ岳 「こんなんで主稜登れるんかなぁ」と心配でした。
でも二日ほど前から降雪があるとのことで何とかなりそうな感じ。
それでも美濃戸にも全く雪がなく、行者小屋でやっとこれだけ。まだガスがかかり暗いです。

軒下で出発準備をします。テントは樹林の中に数張りのみ、人も数名、静か。
文三郎のグレーチングの階段も埋まっておらずアイゼンで登るのが大変でした。
こんな雪が少ない南八は初めてかも!!

一般道でロープを出して主稜の取り付きにトラバースします、雪が少ないのでいやらしい・・・
トレースもなく、今日は私たちがトップみたい。
私は2度目の主稜ですが前回とは全く違う雰囲気、1P目のチェックストーンも埋もれていません。
下を潜って上部に上がるのですが足が届かない・・・何とか踏ん張って乗っ越します。
雪があるほうが断然楽ってことですね。

今回主稜初体験のkojiさん、難なくクリア!「この寒さがアルパインですよね〜」なんて(笑)
岩が露出している場面が多く難易度は高い、ルーファイもいつもより難しいらしい。

前夜の予報では強風ということでしたが、ラッキーなことに主稜には風がありません (*^^)v
でもまだガスで見通しが悪く、それなりの寒さです。睫毛は凍るし、鼻水は垂れます(笑)

登っているところは今は影なので寒いですが、阿弥陀岳のガスがきれました。

上部も明るくなってきました、この景色が大好き (*^_^*)

チェックストーンの上部に出ると第一の核心を越えた安堵感に浸れます。
所々凍っているので慎重に進みますが、それほど難しいところはありません。
久しぶりの雪&岩の感触に 「やっぱ岩は冬よね〜〜〜〜」 テンション上がります(*^^)v

3P目は気持ちのいいリッジを進みます、久しぶりの冬山なので体が慣れておらず、しんどい・・・
足が重いですが後の景色を見れば頑張れますよ(笑) 凹角乗り越えると日が当たり暖かい。

お〜〜っ!大同心と小同心が美しいっす\(^o^)/

4〜6Pは難しくはないのですが、とにかく今回は雪が少ないので慎重に・・・
岩場をひたすら登り、中央凹角ビレイポイントまで進みます。ホント、風がなく快適です。
一般登山道から主稜に入るパーティが2組、一般道にも登山者が見えます。

最後の核心を過ぎれば終了、ありがとうございました m(__)m
あとはロープを仕舞って進むと一般道に出ます。数歩で小屋横に・・・
風の当たらない所へ移動し簡単に昼食を取ります、暖かい珈琲が何よりもご馳走です\(^o^)/

山頂から富士山展望に惚れ惚れ !(^^)!

ホイ!日本一の山♪

南アもまた行きたいなぁ〜 こうやって南八ッから見る冬の景色が最高 \(^o^)/
kojiさんの希望で登ってきたルートが見える文三郎から下山することになりました。

分岐近くまで降りると、今登ったルートにいくつかのパーティが取り付いています。
ショルダーリッジにも1パーティいます、ここは少し難しいらしい・・・
そう聞けば行きたくなるってもんです(-_-;) 困ったもんだわ、いろんなコースがあり、きりがない(笑)

行者小屋でトイレをお借りし、ここでアイゼンも仕舞っちゃいます。
山頂でお会いした阿弥陀北稜から降りて来たパーティーとここでも少し会話、関東かららしい。
名残り惜しいが下山開始しましょう。

ここから走るkojiさんに置いて行かれないように、私も必死で走ります(^_^;)
美濃戸まで1時間で着いちゃった・・・汗かいた(笑)

こんなに晴れるとは思っていなかった、素晴らしい天気と
無事に今期初の雪岩登攀終了に・・・感謝ですm(__)m

☆ 画像はM氏とkojiさんから頂いたものも使用していますm(__)m

メンバー: M氏・kojiさん・みれ)